オーバードライブ
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山という漢字のように音像のピークが3つあります。
ミッドが1番出ていますが、ローもハイもそこそこ出ています。
サジ加減が、初期のクアッドオペアンプか、後期のデュアルオペアンプかで違いがあります。
クアッドオペアンプもレイセオンかNECか、メーカーによって調整されていて、デュアルオペアンプが1番おとなしく使いやすい音だとおもいます。
最初期のレイセオンはけっこうジャキジャキな歪み方がします。
その次のNECは1番ミッドの出た音がしますが、よく歪みます。
デュアルオペアンプが歪み方もおとなしい感じがします。
ローとハイの出方も年代を追って、おとなしくなっていくように思います。
個人的にはクアッドオペアンプのNECが、お気に入りです。
しかしビィンテージエフェクター市場で価格も低く抑えられていて、入手しやすいデュアルオペアンプのOD-1が初心者には、おすすめです。
もし購入して、OD-1の使いどころがわからなかった場合、被害を最小にできるからです。
しかしオーバードライブの基本であるこのエフェクターが気に入らないのなら、エレキギターを弾くという行為を見直す必要があると思います。
銀ネジと黒ネジで分ける考えもありますが、銀ネジのデュアルオペアンプも存在していますので、その場合は黒ネジと変わらない銀ネジです。
なかを開けて見て、目視でオペアンプが何かみてね。
後継機であるSD-1とは全く異なる音がします。
抜けの良いハイ、豊かなミッド、図太いロー。
まさにアンプライクなトーンです。
SD-1はもっと音が硬い。OD-1は柔らかな膨らみのある音。
上質なトーンはさすがに真空管の挙動を調べて創っただけはあります。
銀ネジはヘビィーな歪方、黒ネジはマイルドなトーン。